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便秘でよく言われる「宿便」は?

ダイエットや便秘の人には宿便を排泄すると良い、
と多くの健康食品のメーカーが宣伝しています。
宿便と聞くだけで嫌なイメージで、それが排泄できれば
確かに気持よさそうに感じます。
便秘の人は特に宿便がたくさんあるのでは…と感じているでしょう。



多くのメーカーの広告では宿便とは、長期間排泄されずに腸の壁にこびりついている便
だと説明されています。


宿便が排泄されると赤ちゃんのような健康的なキレイな腸になり、
ダイエットだけでなく免疫力がアップして健康的になれる…と、
様々なサプリメントや断食方法、腸内洗浄などが溢れています。


このような宣伝のイラストなどを見ると、自分の腸内も
きっと宿便があって汚いんだろうな~と思い、ついつい商品に手が伸びたり、
実際に断食などに挑戦した経験がある人も多いのではないでしょうか。
腸内洗浄などはかなりブームになりましたよね。


便秘や宿便は肥満、肌荒れの原因とも言われていますが、
そもそも宿便とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
腸のひだ状の壁の溝に便が入り込んでいる…という理論は妙に説得力がありますね。
健康志向の人は特に興味が沸くかもしれません。
しかし本当に腸の壁に古い便がいつまでもくっついているのでしょうか?


実は、今現在の医学では宿便というものはないと考えられているのです。
確かに腸の壁はひだ状になっていますが、常に波のように運動しているため、
いつも同じ場所が溝になっているわけではないのです。
ですから便が硬くなって腸の壁にくっついているということはないそうです。
医学で便秘による宿便はない、と証明されているということは意外にもあまり知られていません。